新宿PIT INN
2019年9月5日 木曜日
1st:開場19:30/開演20:00
SONS OF CHIPOTLE
ジョンポールジョーンズ
(P,Electronics)
アンシカルトゥネン
(Cello,Electronics)
2部ゲスト
芳垣安洋(Per)
大友良英(G)
ジムオルーク(Electronics)
🌶チポレポ 9月5日 1st
本日も和やかに登場したチポトレさん。ところが席に着くなり、ムムム顔のジョン爺。
どうやら電子機器の設定がおかしくなってるっぽい。カルさんも心配顔。あっちこっちといじってみるけど、納得いかないご様子。両手をわちゃわちゃっとして『参ったね、どうも』的なジェスチャーをする爺さま。
ちなみに、爺さまはインタビューなど話をする時は、割と身振り手振りを繰り出す人。なので、(大変だ……でも見たことある♡) って思ってた。ごめん、ジョン爺。
しかし、ホントに調整がうまくいかない。と、ここでポソっと「1 minute😉」の一声が!!!!チャーミングフェイスとボイスいただきました!!!!かわいかったなあ。
爺さま、大変お困りなのに、あまりにも得難い瞬間に(やったね!サンキュー!)と、心の中で喝采ぶち上げちゃった。ほんとにごめんね。
ジョン爺の貴重なお願い事ですからね!もちろん待つよ!待ちます!
その後、ヘッドホンも取り出して、チェック確認もぞもぞ……
なんとか調整ができたジョン爺。それじゃあ始めましょうか、と音出ししたものの、まだ少し納得いかなかったのか、ちょいちょいムム顔を覗かせる爺さま。が、そこはベテランのチポトレさん。先程までのトラブルが嘘のように演奏は盛り上がってゆく。機材がトラブった分、ジョン爺のピアノが炸裂してた気がする。ポン鉢も大活躍。
残念だったのはマンドリン。この時は気分が乗らなかったのか、ピアノの気分だったのか、軽く爪弾いてすぐに戻してしまった。あと貴重な「ドモ、アリガト」もなし。ちょっとさみしかった。ただ、トラブルはあったけど、演奏自体は大変素晴らしかった。にこやかにチポトレさんの1部終了。
そして2部。ゲスト三人。芳垣さんが加入したことで、爺さまに火がついた。顔つきが違う。(多分だけど、ジョン爺はドラム、打楽器が入るの好きなんだと思う。リズムが取れるからかな?ベーシストの血が騒ぐのか、それともボーナムさんの影響?だといいな)
9/3の演奏は時に荒れ、時に凪ぐ、どこまで広い深き大海原のような豊かで威厳のある演奏だった。しかし、9/5の演奏は燃え盛る炎のような激しさ。まるで次々と石炭を焚べられ盛大に黒煙を吐き、唸りを上げて猛進してゆく巨大な機関車の如き、迫力に満ちた熱い演奏だった。
五人の白熱する才能のぶつかり合いに圧倒され、2部からアンコールまでどう辿り着いて終演したのか、思い出せない。熱気が半端なかったのは覚えてる。5日1st、いろいろ大盛りすぎ。
芳垣さん、めっちゃかっこよかったです。ところで、芳垣さんが途中で引っ張り出した、マフィン型天板をひっくり返したみたいな楽器、あれなんだったんだろう?