Black Dog’s Breakfast

鉛の飛行船への胸いっぱいの愛を変拍子で叫ぶブログ

あなたのZep愛は何処から?私は、④

今思えば、それこそ最初にペイジを好きになったのが、リズム体を偏愛するきっかけだったのかもしれない。いろんなバンドを好きになったけど、ギタリストに惚れたのはペイジが初めてだった。今までベースラインに耳を傾けていた私が、初めてギターに着目して聴き始めた。この人の弾くギターはなんて格好いいんだろう……聴けば聴くほど痺れまくってた。特に曲中のギターソロがお気に入りだった。

ギターソロを集中して真剣に聴く私。しかし三つ子の魂、百までか。耳の神経を張り詰めて曲を聴いていると、意識せずとも耳がベースを拾い出す。そうなると必然的にドラムが後を追ってくる。聴こえてくるのは世界一のリズムセクション。いつの間にか、全ての曲でジョーンズとボーナムの演奏を聴き漏らすまいと集中して真剣に聴く私。結果、本人の預かり知らぬところでリズム体ガチ勢(強火)爆誕

 

リズム体の一番好きな演奏は、ペイジのギターソロとテルミンの後ろ。ちょっと自由度が上がるのか、二人ともワクワクしてるのが伝わる。ペイジの演奏ありきというのは大前提で、ここを崩さぬことに徹しつつ、二人がその時の気分とノリでグイグイ攻めて引いてを楽しんでるのがわかる。

 

ジョーンズWikiより

「ジョンと一緒にやっていた時、僕は自分のサウンドとラインがドラムを補って『完全なリズム』となるよう心掛けた。彼も僕に対してそうあろうとしていたのは解っていたし、二人ともリズム体を一つのモノとして捉えていたよ。バンドがいかに良い音を出すかというのが肝心な点であり、僕たちは出来る限りジミーペイジとロバートプラントを引き立てようとした。ジミーがソロを弾いていたら、僕たちはしっかりとしたバッキングで彼のソロを支える。でもそれは紙に書き出しておいた計画ではない。バンドに対して完璧に一生懸命だっただけなんだ」

 

また別のジョーンズのインタビューより

(うろ覚え)(出典不明)

「ある日のステージで、ジョンと僕は調子が良くて、大分テンションが上がっててね。ジミーのソロ中に二人でどんどんスピード上げて盛り上がっちゃったんだ。そのうちジミーがこちらに(スピード上げ過ぎだ)と視線を投げてきた。でもね、もう僕らは楽しくなっちゃってたから、普段なら指示に合わせるんだけど、お構いなしでますますスピード上げてドッタンバッタン続けたんだ。そしたらジミーがギター弾きながらステージ横切ってこちらに向かってきて「いい加減にしろ!」って、怒られたよ()

 

おわかりいただけただろうか、リズム体の良さ。コンサート録音が好きな理由はこれ。これにやられる。ステージで演奏するリズム体からしか摂取できない栄養素、あります。グルーヴ感が半端ない。

 

 

ブート音源を聴きまくって、こうなったらもう、いい加減アルバム買いなさいよ、あれもこれも買いなさいよとなり、立派なレッドツェッペリンファンの一丁あがり。現在に至る。

アルバム(スタジオ録音)は勿論よかった。当たり前だ。それに最新リイシュー発売後だったし。この1年後には「結成50周年記念はじめました」との宣言があり、まあまあいいタイミングで出会えてホントに良かった。

 

ずっと「リズム体最高!」としか言ってないけど、あくまでレッドツェッペリンはあの四人あってのバンドだと思ってる。この四人じゃなきゃダメ。彼らが一緒に登り詰めたから好きになったんだよ。

センキューZep!フォーエバZep

 

願わくば、始まった当初のように、もうちょい50周年を全面に出して盛り上げてもらえませんか、公式様。いつもお世話になっております。今後ともよろしくお願いします。