Black Dog’s Breakfast

鉛の飛行船への胸いっぱいの愛を変拍子で叫ぶブログ

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

いかにして彼女らは鉛のリズム体のミューズとなり得たか ①

伝説のバンドの屋台骨を支える偉大なるゴールデンコンビ。 二人は共に、家族思いの愛妻家としても有名。 家族との時間が取れなくてバンドを辞めると言い出すジョーンズ 家族と離れるのが辛くて寂しくてホームシックにかかるボーナム そんな二人の愛妻は ジョ…

いかにして彼女らは鉛のリズム体のミューズとなり得たか ②

Mo奥さんがジョーンズの背中を押して新バンド加入を勧めたのは有名な話。 ペイジから誘った、スタジオで休憩中のペイジにジョーンズが直接打診したなど、エピソードが渋滞しているが、ここはジョーンズ本人が語った「仕事のことで悩んでたらMo奥さんに背中押…

いかにして彼女らは鉛のリズム体のミューズとなり得たか ③

パット奥さんの心労は絶えない。 「結婚したらドラムは辞めて働く」そう、結婚前に言った当時17歳の9歳年下の夫は結局ドラムから離れられず音楽の世界に舞い戻った。そんな夫を仕方ないと受け入れた。 狭い貸しトレーラー暮らし。その家賃に事欠くこともしば…

いかにして彼女らは鉛のリズム体のミューズとなり得たか ④

Mo奥さんとパット奥さんの違いは “夫が既に音楽で飯を食えてるか、否か” Mo奥さんにしたら、夫の実力と才能は十二分に理解してる。音楽業界の中で横移動するだけ。たとえ新バンドがポシャっても次の仕事はすぐ見つかるだろう。なので、それほど不安には感じ…

いかにして彼女らは鉛のリズム体のミューズとなり得たか ☆追記

まあ、こーーーーんなに良い奥さんがいるのに、リズム体の二人も例に漏れずお外ではそれなりにロックスター☆してた(婉曲表現)という話がないわけではない……そこは目を瞑りましょう。ROCK STARですので。 結成当時、結婚してるのも子どもがいるのもリズム体の…

1968年8月12日 始まりの日 ①

1968年8月12日 月曜日 ロンドン ウェストエンド ソーホー ジェラードストリート とある小さく狭い地下室に四人の若者が集まり、ここから伝説は始まった。初めて演奏した曲は『Train Kept A-Rollin』メンバーそれぞれがこの日の出来事を「特別な瞬間だった」…

1968年8月12日 始まりの日 ②

1968年6月下旬、ヤードバーズ解散報告が駆け巡り、同年7月7日 ルートン工科大学でのコンサート後、キースレルフ(ボーカル) 、ジムマッカーティ(ドラム)が脱退。後に、クリスドレヤ(ベース)もカメラマンになるべく離脱。 ペイジの元に残ったのは、凄腕敏腕強…

1968年8月12日 始まりの日 ③

四人が初めて揃った日。プラントとボーナムは、ジョーンズと初めて顔を合わせた。 ジョーンズ曰く「初めて二人と会った時えらくびっくりした顔をしてた。おっさんが来ると思ってたみたいだよ」 プラントとボーナムは、ペイジから「ベーシストは俺の知り合い…

1968年8月12日 始まりの日 ④

もしも私がレッドツェッペリンの映画を撮るとしたら、1968年8月12日に焦点を当てて、プラントとボーナムを中心にして脚本を書くね。 この二人がこの日を境に最も世界が変わったし、なによりやっぱりプラントには華がある。そして「20歳までに物にならなかっ…